
大人のソナタで「ユタ」が特集される「ユタ」とは?
2009年06月27日 23時23分 投稿
http://www.tv-asahi.co.jp/sonata/
沖縄に古くから存在する「ユタ」に悩みを相談すると、不思議なチカラで答えを導いてくれるという。
そんな神秘の存在「ユタ」に奈美悦子が病気について相談。すると驚きの答えが待っていた!!
めったにテレビの前に姿を見せることがないと言われる沖縄のユタの取材に成功したという。
ユタとは?
沖縄県と鹿児島県奄美諸島の古くから存在する民間霊媒師(シャーマン)、巫女・霊能者であり、霊的問題のアドバイス、解決を生業とする。
概念
琉球の信仰において、琉球王国が制定したシャーマンであるノロ(祝女)やツカサ(司)が公的な神事、祭事を司るのに対し、ユタは市井で生活し、一般人を相手に霊的アドバイスを行うことを生業とする、在野のシャーマン・巫(かんなぎ)である。
ユタはいわゆる霊能力者であるが、迷信と考える者も多い。だが、一般にユタの力は古くから広く信じられており、凶事に当たった場合や原因不明の病気、運勢を占いたいとき、冠婚葬祭の相談など、人が人知を超えると考える問題を解決したいときに利用される。こうした行為は「ユタ買い」といわれ、通常、ユタは相談料をもらって問題解決にあたる。医者がユタを勧める例もあり、沖縄県には「医者半分、ユタ半分」ということわざが古くからある。
ユタは単なる霊能力者ではなく、信仰上、自らを神と人間の介在者と位置づけており、広義にはノロやツカサなどと同じく「神人(かみんちゅ)」と呼ばれる。神に仕えるのは一般に女性と考えられており、ユタもノロやツカサと同じく、大多数が女性である。
後述するように、ユタは弾圧の歴史を持つことから、隠語として、ユタのことを三人相(サンジンゾー:易者)やムヌシリ(物知り)などと呼ぶこともある。
成巫儀礼
一般的にユタになる人間は、まず生死に関わる事故、肉親の不幸、夢などをきっかけに「カンダーリィ(神倒れ・神垂れ)」と言われる原因不明の体調不良、いわゆる巫病を発症するとされる。信仰者の間では「ユタになれという神からの命令」と考えられており、この神命を拒む限り巫病は治らず、死ぬ者もいると信じられている。
ユタになることを受け入れた者は、地域の御嶽を巡って神と交信したり、信心を持つことによって次第に巫病から解放され、ユタになるとされている。この成巫過程から、多くのユタは「別にユタになりたくてなったのではない」と言う者が多い。こうした者は、生まれながらに霊能力が強い「サーダカ(サーダカウマリ)」であると考えられている。科学的な検証によると、ユタが能力を発揮するとき、右脳が通常では考えられない異常な状態になることがわかっている NHKスペシャル『驚異の小宇宙・人体2 脳と心 第6集果てしなき脳宇宙~無意識と創造性~』より 。
信仰と戒律
戒律はなく教義もないため、婚姻の有無や処女性なども問われない。ユタは公的な祭事は行わないが神に仕えており、御嶽を巡って神と交信し、霊障や病気、冠婚葬祭などの問題を中心に助言を行い、加えて公徳心や道徳心を説くことが多い。暦を読んで吉凶日を告げる仕事を行っていたために「時双紙(ときそうし)」という暦本を持っていたが、これらは大多数が後述する弾圧の時代に焚書され、現在では本島の一部と宮古島に数冊現存するのみである。
教義、戒律の希薄さから、無宗教化が進んでいる。一例として、一般にユタの祭壇には、仏教や神道、キリスト教などの偶像や牌などが無秩序に並べられるなどしている。また、ユタは必ずしも正業ではなく、副業としておこなっている者も多い。
問題点と弾圧の歴史
ユタの能力はオカルティックであり、その実在を裏付ける科学的根拠はないため、ユタを騙って金儲けをする者が後を絶たなかった。また一方で、在野のシャーマンであるユタは日常的に人々と神を親しくする存在であり、中央集権や体制強化、近代化を進めたい支配階層は、ユタの存在を脅威や障害と捉えることが多かった。そのため、時の権力層から「後進的な存在であり、世間を惑わす」として、幾たびも弾圧、摘発を受けている。主なものは以下。
琉球王国行政官の蔡温によるユタ禁止令 明治期の自治体レベルでのユタ禁止令 大正期の「ユタ征伐」運動 昭和10年代の戦時体制下のユタ弾圧
これらの時代、ユタは違法的存在として警察力に拘束、抑留されるなどしている。
これらの受難の時代を経て現在もなおユタは存続しているが、ユタにまつわる事件は今も起こっており、問題は絶えない
沖縄に5000人いる! 霊媒師「ユタ」って何?(夕刊フジ2008年10月27日配信)
お祓い中、中学生5人体調不良で病院へ
沖縄県宜野湾市の中学校で、お祓い中に中学生5人が体調不良で病院に運ばれた騒動で、にわかに注目を集めた「ユタ」。沖縄では民間の霊媒師として身近な存在だが、その実態は謎に包まれている。心霊現象から家庭のトラブルまでも解決するトラブルバスターの素顔とは-。21日午後9時すぎ、宜野湾市立真志喜中学校に生徒約60人と7、8人の父母、顧問の教諭が音楽室や廊下に集まった。ユタを招いてお祓いをするためだ。数年前から吹奏楽部の一部の生徒の間で「変なものが見える」との訴えが相次いだために呼ばれたものだが、ユタが酒と塩をささげておはらいを開始して約30分後、女子生徒20人が突然「気分悪い」「息苦しい」などと訴えだし、うち5人が過呼吸状態に陥った。大事には至らず、比嘉正也校長も「思春期の女性特有の集団心理が働いたのでは」とユタと怪奇現象との因果関係を否定する。この学校では5月にもけが人が多かった別の部に、ユタを招いてお祓いを実施したともいうが、一体ユタとはどういう存在なのか。「ユタは相談者の依頼に応じて、霊的なアドバイスを与えるシャーマン(霊媒師)」と説明するのは、沖縄の民間信仰に詳しい沖縄大講師、波平エリ子氏(民俗学)。戒律や教義、特別な正装や男女の別もない。沖縄独特の祖先・自然神崇拝を背景に、「琉球王朝時代からいるが、起源は定かでない」(同)という。同じ様な存在として、青森県に死者の口寄せをするイタコがいるが、現在は数人しか残っておらず、イタコが一堂に会する年1回の恐山大祭が有名だ。それに対し、ユタは「正確な人数は分からないが、5000人ともいわれる。霊的アドバイザーとしての役割も果たしており、市民には身近な存在」(同)。家族が災厄にあった時に相談することが多いが、冠婚葬祭など人生の節目ごとに助言を求める者もいる。ユタを取材した写真家の酒井透氏は「ユタの大半は兼業で、相談料はユタによって違う。1万円から100万円まで金額はまちまち。なかには金を取らない者もいる」と話す。神秘的な存在感からミステリー作家、内田康夫氏の浅見光彦シリーズに登場。画家の岡本太郎氏が写真集を出したこともある。ただ、中部在住の会社員男性(31)によると、「戦前はもっと身近だったが、現在は非科学的だとして『ユタ離れ』が進み、信じない人と信じる人に二分されている」という。
ちなみに喜納昌吉&チャンプルーズも出演する。
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